2007年 10月 01日
9/28(金)
夏が戻ってきたような日差しの中、2ヶ月ぶりの学校へ。後期、開講。
久々に顔を合わす学生たち。目がきらきらしている人もいれば、相変わらずぼーっとしている輩も。
みんな夏休みの間に、どんなことがあったのだろうか。
大学入って最初の夏休みって、自分は何をやっていたんだろう。遙か昔のこと故、まったく記憶なし。どうせふらふらしてたんだろうな。
終業後、外苑前の地下鉄改札でかつての職場の同僚とばったり遭遇。
偶然を大事にしたいと思う今日この頃。
9/29(土)
寒い。気温の落差に身体が追いつかない。
久々にジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』('75年リリース)をじっくり聴く。このアルバム、かつては”ギター殺人者の凱旋”って邦題がついていたが、今はカタカナ表記が定着しているようですね。昔のレコード会社のセンスって・・・。
で、大発見をした。あのS・ワンダーのペンによる名曲「哀しみの恋人達(Cause We've Ended As Lovers)」であるが、あらためて名演だなとうっとりしていたら、が〜んと中華鍋で頭を叩かれたような衝撃が。今までずっと間奏のコード進行は「Cm7→A♭△7→Fm7→G7」の循環だと信じて疑わなかったのだが、な、なんと、G7じゃなくてG△7だった!
これ、どうでもいい人にとってはどうでもいいのでしょうが、私はかなりショック。確かに、これまでも「ギターのフレーズにはF#音がでてくる」とは気づいていたが、たまたま流れでそうなったと思っていたし、確かに、ふつうのドミナント・モーションとはちょっと異なる「憂い」のような響きがあるな、と感じてはいたのだが、ドミナント・コードにまさか「△7」が使われるなんて考えても見なかった。ああ、マックス・ミドルトンのセンスあふれるローズ・プレイは、このG△7を実に美しく響かせているではないか。32年間、まったく気づきませんでした。
「V△7→Im7」か。音楽は奥が深いなぁ。ん、常識だった? 僕だけかな、知らなかったの。晩稲なわたし。
<Today's Albums>
ジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』『ジェフ・ベック・グループ』『ラフ・アンド・レディ』、かとうかなこ『独奏』
9/30(日)
冷たい雨。20度にも満たないとか。
8時に起床のベルが鳴り、それを止めて、次に気づいたら11時だった。
布団にくるまれてむにゃむにゃしている時のこの快感は一体何? すべてのまとわりつくものを剥いで「あち〜」と呻きながら目覚めた夏もいよいよ本当に終わったと実感。
雑誌『大人の科学』購入。付録がなんとテルミン。早速さくさくと工作。30分もかからず卓上miniテルミンのできあがり。かわいいよ。アンテナに手をかざして奇妙な電子音を発してみる。
窓外には秋雨の涼やかな音、屋内はぴ〜みゃ〜ぴゅ〜と情けない電子音。ときどきアコーディオン。間に間に浅田次郎『つばさよつばさ』と『歩兵の本領』。夕食前にプールでゆらゆら歩行。
9月最後の日曜日はこうして更けゆくのであった。
夏が戻ってきたような日差しの中、2ヶ月ぶりの学校へ。後期、開講。
久々に顔を合わす学生たち。目がきらきらしている人もいれば、相変わらずぼーっとしている輩も。
みんな夏休みの間に、どんなことがあったのだろうか。
大学入って最初の夏休みって、自分は何をやっていたんだろう。遙か昔のこと故、まったく記憶なし。どうせふらふらしてたんだろうな。
終業後、外苑前の地下鉄改札でかつての職場の同僚とばったり遭遇。
偶然を大事にしたいと思う今日この頃。
9/29(土)
寒い。気温の落差に身体が追いつかない。
久々にジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』('75年リリース)をじっくり聴く。このアルバム、かつては”ギター殺人者の凱旋”って邦題がついていたが、今はカタカナ表記が定着しているようですね。昔のレコード会社のセンスって・・・。
で、大発見をした。あのS・ワンダーのペンによる名曲「哀しみの恋人達(Cause We've Ended As Lovers)」であるが、あらためて名演だなとうっとりしていたら、が〜んと中華鍋で頭を叩かれたような衝撃が。今までずっと間奏のコード進行は「Cm7→A♭△7→Fm7→G7」の循環だと信じて疑わなかったのだが、な、なんと、G7じゃなくてG△7だった!
これ、どうでもいい人にとってはどうでもいいのでしょうが、私はかなりショック。確かに、これまでも「ギターのフレーズにはF#音がでてくる」とは気づいていたが、たまたま流れでそうなったと思っていたし、確かに、ふつうのドミナント・モーションとはちょっと異なる「憂い」のような響きがあるな、と感じてはいたのだが、ドミナント・コードにまさか「△7」が使われるなんて考えても見なかった。ああ、マックス・ミドルトンのセンスあふれるローズ・プレイは、このG△7を実に美しく響かせているではないか。32年間、まったく気づきませんでした。
「V△7→Im7」か。音楽は奥が深いなぁ。ん、常識だった? 僕だけかな、知らなかったの。晩稲なわたし。
<Today's Albums>
ジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』『ジェフ・ベック・グループ』『ラフ・アンド・レディ』、かとうかなこ『独奏』
9/30(日)
冷たい雨。20度にも満たないとか。
8時に起床のベルが鳴り、それを止めて、次に気づいたら11時だった。
布団にくるまれてむにゃむにゃしている時のこの快感は一体何? すべてのまとわりつくものを剥いで「あち〜」と呻きながら目覚めた夏もいよいよ本当に終わったと実感。
雑誌『大人の科学』購入。付録がなんとテルミン。早速さくさくと工作。30分もかからず卓上miniテルミンのできあがり。かわいいよ。アンテナに手をかざして奇妙な電子音を発してみる。
窓外には秋雨の涼やかな音、屋内はぴ〜みゃ〜ぴゅ〜と情けない電子音。ときどきアコーディオン。間に間に浅田次郎『つばさよつばさ』と『歩兵の本領』。夕食前にプールでゆらゆら歩行。
9月最後の日曜日はこうして更けゆくのであった。
#
by shiro_sato
| 2007-10-01 00:21