2007年 10月 31日

10/27(土)
終日、雨。台風だとか。
そんな中、びしょ濡れの宅急便おじさんが届けてくれました。
プラネタリウム欧州盤CD「Tenshogi」!!!!!!!!
いやいや、めでたい。やっと見本が手元に届き、海の向こうでのリリースが現(うつつ)であると実感された。くぅ〜っ。
ついつい、ネットで明日の天気を調べるついでに、欧州の天気ものぞいて「ああ、明日のハンブルグは雨なのね。アムステルダムは14度かぁ、寒そう」なんてひとり呟く今日この頃。
ドイツ人も、フランス人も、ベルギー人も、オランダ人も、イギリス人も、スペイン人も、イタリア人も、ポーランド人も、よくわからない国の人も、とにかくみんな聴いておくれ、プラネタリウムを。
とりあえず日本の方々は、11月5日(月)吉祥寺マンダラ2へ集合。
http://www.mandala.gr.jp/man2.html

10/28(日)
台風一過。見事に晴れるね、ほんと。
友人作家・原宏一氏の新作短編集「天下り酒場」(祥伝社文庫)読了。う〜む、さすが。面白い。
8年前に上梓された「床下仙人」がこの夏、突如売れ出し、あれよあれよという間に版を重ねてベストセラーに。著者本人もびっくり仰天、とのことだが、その勢いのままについ先日発刊されたのがこの「天下り酒場」。
ありそうで、あるわけない。いや、もしかしたら本当にあるかも。できるわけない、いやいや、もしかしたらできるのかも。各物語に通底しているのは、そういった現実と非現実の絶妙なバランス。天下り、資格、盗聴器、ボランティア・・・、著者がテーマにとりあげるキーワードは、決まって今日的な話題に頻繁にのぼるものだが、それらがナンセンスとユーモアと、かなり強烈な風刺によって、巧みに「う〜む」と考えさせられてしまう物語に作り上げられる。なおかつ読後は思わずにっこりと頬もゆるみ清涼感に満たされる。うまい!
読書の秋です。おすすめ。
<Today's Albums>
アンダーワールド『Beaucoup Fish』『オブリヴィオン・ウィズ・ベルズ』、ノラ・ジョーンズ『フィールズ・ライク・ホーム』
10/29(月)
学校。シンセサウンド研究。
ワルター・カーロスの『スイッチト・オン・バッハ』は云々かんぬん、とシンセサイザー・ミュージックの先駆である旨開陳した後、彼はその後、性転換手術を受けウェンディ・カーロスという名の女性になり今日に至っている、と老婆になった彼女(彼?)の写真を見せながら締めると、昨年までは「おお〜っ!」とか「うわっ!」とか「ええっ?」とか「ぎゃび〜ん」とか驚きや哄笑があったのだが、今年の学生からは何の反応もなし。ただ、し〜ん、と。
性意識の変化か? んなわけね〜な。
10/30(火)
学校。サントラ作曲。
そうそう、サントラといえば、来年2月上演AGAPE store #12「からっぽの湖」(演出・G2/作・桝野幸宏/出演・松尾貴史etc)の台本が送られてきた。このお芝居の音楽を担当します。お楽しみに。
http://www.g2produce.com/agape/12/index.html
10/31(水)
秋晴れ。澄み切った空気の中、一路、鶴川へ。
Blackスタジオにて、榎本氏とプラネタリウム11/5用リハ。
いい手応えに、思わずにんまり。
今回は、デュオ、トリオ、カルテット、と3通りの編成でプラネタリウム・サウンドをお届けします。
さて、いよいよ今年も残り2ヶ月。終わりよければすべて良し。これからをピシッと決めたいものですね。
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by shiro_sato
| 2007-10-31 23:28