2009年 05月 25日
◎ 網戸を張り替えた。といっても、自分でやったわけではなく、いわゆる便利屋さんに頼んだのですが。ベランダ側の2枚と、リビングの小窓用を1枚。2〜3年前からべろ〜んと破けた状態で、まったく役目を果たしていなかったのだ。ガムテープで補修を試みたものの、全くうまくいかず、そよ風を部屋に誘いたくなるこの季節、修理をお願いした。
考えてみれば、網戸などない昔の日本家屋は、虫たちの出入りは全くフリーだったわけですね。蠅も蚊も蜂も虻も蚋も蛾もみんないらっしゃ〜い、ってな状態。防御策は、寝るときに蚊帳をつったり、蚊取り線香を置いたり、蠅取り紙をぶら下げたり。蠅たたきなんて道具も、各家庭には必ずあったものだ。
しかし、窓がサッシになり、網戸が備え付けられ、虫どもは容易に家宅侵入できなくなった。
その分、虫アレルギーの人が増えたんじゃないだろうか。たまに大きい蠅が一匹でも入り込んだりしようものなら、大騒ぎ。蜂なら、パニック。数年前、ベランダに蜂の巣がいつの間にか作られて、それを目当てに巨大なスズメバチも登場するといったことがあったが、あの時に網戸がなかったら、と思うとぞっとする。
昔の人って、ゴキブリとか平気でやっつけてたけど、今、そんなものがひとたび姿を見せようものなら、発狂したかと思うほど悲鳴を上げて逃げ回る女性はけっこういますよね。走り回るゴキブリを手で鷲づかみし、平気な顔をして窓の外に放り投げたおばさん、かつて見たことがあります。
入居して10年以上、初めての張り替えなので、新しくなった網戸はきれいで爽やか。でも、う〜ん、よく見るとちょっと網がたるんでいるなぁ。カットした網の裾部分もやや不揃いだし。便利屋の仕事は少々雑だった。
◎ 舞台「江戸の青空」初日の幕が開いた。三軒茶屋・世田谷パブリックシアター。
大盛況で大喝采。快調な船出だ。
終演後、ロビーで乾杯、その後、スタッフたちと飲み。いい感じで酔い始めたのだが、気づけば、っていうか2軒目の記憶がほとんどないから、気づかないうちにべろんべろん。雑巾のように泥酔。どうやら転んだらしく翌日あちこちが痛い。
正体がなくなるまで酔ったのは久しぶり。・・・そんなに飲んだかなぁ。年々弱くなるのが、切ない。
ということで、こんな僕が言っても説得力ないが、役者の皆さん、スタッフの皆さん、身体に気をつけて千秋楽まで頑張ってくださいませ。
◎ その「江戸の青空」で音響オペレーターを担当するH氏は、実に見事な職人技を披露している。
音響オペレーターは、劇中の音楽はもちろん、さまざまなSE(今回ですと鳥の声とか水の音とか破裂音とか)などを、芝居に合わせて鳴らすわけだが、そのタイミングと音量が何よりも大事で、やり損なうと芝居を台無しにしてしまいかねない重責を担っている。
H氏はこれらの音すべてを、4台のMDデッキを操作して出力するのだ。
今時、MD? と思ってしまうが、万が一のことを考えると、CDやパソコンよりMDの方が対処しやすい、と言う。音源をパソコンでコントロールする音響オペレーターも多いが、CDよりもエラーが少なく、パソコンよりも安心して使える、ということでH氏はMDなんだそうだ。
右手でデッキのスタート・スイッチ、左手で卓のフェーダーを、絶妙のタイミングでコントロールする。台詞の間を縫うように音楽のボリュームを上下させる技も鮮やか。
そのMDデッキ、もはや生産は終了されており、部品調達ができなくなる近い将来、メンテナンスもできなくなるだろう、とのこと。
ちなみに、我が家のMDデッキはもう3年くらい電源入れてないなぁ。
考えてみれば、網戸などない昔の日本家屋は、虫たちの出入りは全くフリーだったわけですね。蠅も蚊も蜂も虻も蚋も蛾もみんないらっしゃ〜い、ってな状態。防御策は、寝るときに蚊帳をつったり、蚊取り線香を置いたり、蠅取り紙をぶら下げたり。蠅たたきなんて道具も、各家庭には必ずあったものだ。
しかし、窓がサッシになり、網戸が備え付けられ、虫どもは容易に家宅侵入できなくなった。
その分、虫アレルギーの人が増えたんじゃないだろうか。たまに大きい蠅が一匹でも入り込んだりしようものなら、大騒ぎ。蜂なら、パニック。数年前、ベランダに蜂の巣がいつの間にか作られて、それを目当てに巨大なスズメバチも登場するといったことがあったが、あの時に網戸がなかったら、と思うとぞっとする。
昔の人って、ゴキブリとか平気でやっつけてたけど、今、そんなものがひとたび姿を見せようものなら、発狂したかと思うほど悲鳴を上げて逃げ回る女性はけっこういますよね。走り回るゴキブリを手で鷲づかみし、平気な顔をして窓の外に放り投げたおばさん、かつて見たことがあります。
入居して10年以上、初めての張り替えなので、新しくなった網戸はきれいで爽やか。でも、う〜ん、よく見るとちょっと網がたるんでいるなぁ。カットした網の裾部分もやや不揃いだし。便利屋の仕事は少々雑だった。
◎ 舞台「江戸の青空」初日の幕が開いた。三軒茶屋・世田谷パブリックシアター。
大盛況で大喝采。快調な船出だ。
終演後、ロビーで乾杯、その後、スタッフたちと飲み。いい感じで酔い始めたのだが、気づけば、っていうか2軒目の記憶がほとんどないから、気づかないうちにべろんべろん。雑巾のように泥酔。どうやら転んだらしく翌日あちこちが痛い。
正体がなくなるまで酔ったのは久しぶり。・・・そんなに飲んだかなぁ。年々弱くなるのが、切ない。
ということで、こんな僕が言っても説得力ないが、役者の皆さん、スタッフの皆さん、身体に気をつけて千秋楽まで頑張ってくださいませ。
◎ その「江戸の青空」で音響オペレーターを担当するH氏は、実に見事な職人技を披露している。
音響オペレーターは、劇中の音楽はもちろん、さまざまなSE(今回ですと鳥の声とか水の音とか破裂音とか)などを、芝居に合わせて鳴らすわけだが、そのタイミングと音量が何よりも大事で、やり損なうと芝居を台無しにしてしまいかねない重責を担っている。
H氏はこれらの音すべてを、4台のMDデッキを操作して出力するのだ。
今時、MD? と思ってしまうが、万が一のことを考えると、CDやパソコンよりMDの方が対処しやすい、と言う。音源をパソコンでコントロールする音響オペレーターも多いが、CDよりもエラーが少なく、パソコンよりも安心して使える、ということでH氏はMDなんだそうだ。
右手でデッキのスタート・スイッチ、左手で卓のフェーダーを、絶妙のタイミングでコントロールする。台詞の間を縫うように音楽のボリュームを上下させる技も鮮やか。
そのMDデッキ、もはや生産は終了されており、部品調達ができなくなる近い将来、メンテナンスもできなくなるだろう、とのこと。
ちなみに、我が家のMDデッキはもう3年くらい電源入れてないなぁ。
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by shiro_sato
| 2009-05-25 19:03