2008年 10月 16日
わたしを離さないで。
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●カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」読了。感銘を受けたときに”魂を揺さぶる”って表現がよく使われるが、まさにそれ。ぐらんぐらんとすごい振幅で揺さぶられました。読み進めていくと少しずつ話の正体が見えてきて、その度に「ええ〜っ!」と思いも寄らない驚きがある。そういうショッキングな作りだけに、内容を語れないのがもどかしいが、とにかく完璧に参りました。しばらくこの作者にはまってみよう。
●NHK「ちばてつや 再びの“マンガ魂”〜ありがとう トキワ荘の仲間たち」。ちばてつや氏の仕事場に密着し、4年半ぶりに手がける新作の制作風景を伝えるという番組。作品は新人時代が舞台で、トキワ荘の面々にピンチを救ってもらったことが描かれる。
体調不良などもあり筆はなかなか進まず、締め切りが迫り苦悩する中でようやく光が見えてきた時、盟友・赤塚不二夫氏が亡くなってしまう。
ちば家の玄関先なども映像に写っていたが、実は私、この玄関先に立ったことがある。小学生時代、ちば漫画の大ファンだった私は、級友と自転車で家からそう遠くないここを訪れたことがあるのだ。ちば氏には会えなかったが、アシスタントさん(と思われる方)にお願いして、サインをもらった。
・・・「ハリスの旋風」「ユキの太陽」「紫電改の鷹」「少年ジャイアンツ」が好きだったあの頃。
●先日レコーディングした瓜生明希葉嬢のミックス・ダウン。ODEN STUDIOにて。弦カル・サウンドの仕上がりがこれまでで一番。時間ぎりぎりまでねばって執拗に弾き直してもらったのが好結果に。美女4人弦楽奏者に感謝。ああ、写真撮っておけばよかったなぁ。
●新響コンサート@池袋・東京芸術劇場大ホール。演目はディーリアス「ブリッグの定期市」、エルガー「エニグマ変奏曲」、ドボルザーク「交響曲第8番」。指揮・小松一彦。耳馴染みのない作品を果敢に取り上げ、こだわりの選曲をする当楽団においては、珍しくオーソドックスな「The クラシック」という感じのプログラムだが、これが実によかった。安心して聴き進められる楽しさというのもあるんだなぁ。静かなパートはあまりに気持ちよく、ついついうとうと(すみません)。贅沢な午睡を少々いただき、これぞ交響曲!といったエンディングには、思わず「ブラボー」と叫びたくなるような快感があり、起伏の多い管弦楽の醍醐味を満喫した。ダブル・アンコールかと思いきや、出だしを数小節だけやって笑わせるあたりも、VERY GOODでした。
●ガソリンの入れ方がすっかりせこくなってしまった。以前は「おぅ、おやじ、どど〜んと満タンいってくりぇぃ!」と胸を張って言ってたのに、最近は、もちろんセルフで、2000円分とか入れるわけです。ちまちまっと。燃料メーターも中途半端なところまでしか上がらず、給油後の充実感がまったくありません。満タンにしてトリップ・メーターをゼロに戻すというずっと続けてきた習慣が、ここにきて途切れてしまった。
●アコーディオンの話だが、最近はずっと愛用してきたVictoria Virtoso DXではなくExcelsior315という器種をもっぱら弾いている。楽器の格としては、前者の方が上だと思われるが、後者の少々野蛮でチープな雰囲気もたまに弾いてみるといいもので、今はこちらを弾きたいモードになっているのだ。ただ、困ったことが。こちらを弾くと、どういうわけかしばしば蛇腹に肉が挟まるのだ。左足の腿肉とか、乳首よりやや上の胸肉とか。肉というより皮ですね。つねられたような感じでけっこう痛いのである。Victoriaはあまり挟まらなかったのに。
ということで、挟まって苦痛にゆがむ顔を拝みたい方は、ぜひ10/26(日)、池袋・鈴ん小屋(りんごや)へ。http://www.p-um.com/
●NHK「ちばてつや 再びの“マンガ魂”〜ありがとう トキワ荘の仲間たち」。ちばてつや氏の仕事場に密着し、4年半ぶりに手がける新作の制作風景を伝えるという番組。作品は新人時代が舞台で、トキワ荘の面々にピンチを救ってもらったことが描かれる。
体調不良などもあり筆はなかなか進まず、締め切りが迫り苦悩する中でようやく光が見えてきた時、盟友・赤塚不二夫氏が亡くなってしまう。
ちば家の玄関先なども映像に写っていたが、実は私、この玄関先に立ったことがある。小学生時代、ちば漫画の大ファンだった私は、級友と自転車で家からそう遠くないここを訪れたことがあるのだ。ちば氏には会えなかったが、アシスタントさん(と思われる方)にお願いして、サインをもらった。
・・・「ハリスの旋風」「ユキの太陽」「紫電改の鷹」「少年ジャイアンツ」が好きだったあの頃。
●先日レコーディングした瓜生明希葉嬢のミックス・ダウン。ODEN STUDIOにて。弦カル・サウンドの仕上がりがこれまでで一番。時間ぎりぎりまでねばって執拗に弾き直してもらったのが好結果に。美女4人弦楽奏者に感謝。ああ、写真撮っておけばよかったなぁ。
●新響コンサート@池袋・東京芸術劇場大ホール。演目はディーリアス「ブリッグの定期市」、エルガー「エニグマ変奏曲」、ドボルザーク「交響曲第8番」。指揮・小松一彦。耳馴染みのない作品を果敢に取り上げ、こだわりの選曲をする当楽団においては、珍しくオーソドックスな「The クラシック」という感じのプログラムだが、これが実によかった。安心して聴き進められる楽しさというのもあるんだなぁ。静かなパートはあまりに気持ちよく、ついついうとうと(すみません)。贅沢な午睡を少々いただき、これぞ交響曲!といったエンディングには、思わず「ブラボー」と叫びたくなるような快感があり、起伏の多い管弦楽の醍醐味を満喫した。ダブル・アンコールかと思いきや、出だしを数小節だけやって笑わせるあたりも、VERY GOODでした。
●ガソリンの入れ方がすっかりせこくなってしまった。以前は「おぅ、おやじ、どど〜んと満タンいってくりぇぃ!」と胸を張って言ってたのに、最近は、もちろんセルフで、2000円分とか入れるわけです。ちまちまっと。燃料メーターも中途半端なところまでしか上がらず、給油後の充実感がまったくありません。満タンにしてトリップ・メーターをゼロに戻すというずっと続けてきた習慣が、ここにきて途切れてしまった。
●アコーディオンの話だが、最近はずっと愛用してきたVictoria Virtoso DXではなくExcelsior315という器種をもっぱら弾いている。楽器の格としては、前者の方が上だと思われるが、後者の少々野蛮でチープな雰囲気もたまに弾いてみるといいもので、今はこちらを弾きたいモードになっているのだ。ただ、困ったことが。こちらを弾くと、どういうわけかしばしば蛇腹に肉が挟まるのだ。左足の腿肉とか、乳首よりやや上の胸肉とか。肉というより皮ですね。つねられたような感じでけっこう痛いのである。Victoriaはあまり挟まらなかったのに。
ということで、挟まって苦痛にゆがむ顔を拝みたい方は、ぜひ10/26(日)、池袋・鈴ん小屋(りんごや)へ。http://www.p-um.com/
by shiro_sato
| 2008-10-16 02:43

