2008年 10月 07日
絶倫〜後期開講〜食糧難。
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●原宏一・著「ムボガ」読了。西アフリカのとある小国で思いもよらぬ大ヒットを記録し、彼の地のスターとなってしまった中年アマチュア・バンド「コレステローラーズ」。それはムボガという男との出会いから始まった。帰国後、安定した職を捨て、夢の日本メジャーデビューを目指し奮闘するものの、難問が相次いで立ちはだかり、思うように事は進展しない。一大決心をし起死回生のライヴを企画するが・・・。
単なる中年バンドの泣き笑い物語ではなく、外国人労働者問題、農業問題、家族問題といった現代日本の抱える社会問題が絡み合い、読み応えのあるエンターテインメント小説になっている。簡潔な文体も小気味よい。
この本、8年前に一度発刊されており、今回文庫化されたとのことで再読したのだが、以前より共鳴したり納得する部分が多く感じたのは、読んでいる自分の音楽的スタンスが少し変わってきているからなのかも・・。
読書の秋、お薦めの一冊。
●アフリカといえば・・、ナイジェリアで86人の妻を持つ男が逮捕されたとのニュース。一夫多妻制ではあるが、5人までと決められているらしく、さすがに86人は見逃せないということなんでしょう。子供は170人以上! この絶倫モハメド・ベロ氏は、現在82歳で、特にイケメンでも金持ちでもないらしい。それでも「女の方からついてくるから仕方がない」と。いちばん若いのは21歳で、妻たちは夫の逮捕に抗議しているという。う〜む。86人すべてをしっかりと愛しておるのか、この男。立派である。ちなみに職業はイスラム教の伝道師。やっぱり宗教だな、もてるには。
●10月。学校後期授業始まる。出席をとってみると、あああ、ほとんど名前の読み方を忘れているではないか。呼び間違えるたびに、学生のがっかりした様子が伝わってくるのだ。とほほ。。
●ナイロン100℃「シャープさんフラットさん」@本多劇場。実はナイロンの公演を観たのは初めて。もっとも面白く感じたのは、映像の使い方。特に、叫び声が文字として映写され、その文字が声の高まりとともに増殖し、真っ黒に塗りつぶされ暗転する、といった手法とか、舞台上にいる役者の映像が効果的に使われたりとか、そういった演出にとても興味を持った。出演者はみな個性的で実力者揃い。特に松永玲子さん。所作にはうっとり見とれてしまい、ついつい引き込まれる表現力は魔物のような素晴らしさ。ぞっこん。あと大倉孝二くんはいるだけで面白いなぁ。
●食糧難で困っている。何しろたった1本の蜜柑の小さな鉢に、4匹もいるのだ。アゲハの幼虫の話です。ほぼすべての葉を食べ尽くし、「食いもんないかぁ〜」という風情で枝から枝へうろうろ這いずり回っているのだ。でも、柑橘系じゃなくてはダメなんですね、贅沢な彼らは。みずみずしい葉っぱは他にたくさんあるのに、それには見向きもせず「柚とか金柑とかそういうのないかぁ〜? 山椒でもいいけど」みたいな感じで好みを曲げずに葉がすっかりなくなった蜜柑の木の枝をむなしく徘徊するのである。う〜む、切ない。ないんだよ、うちにはそれしか。
●作曲の生徒Tくん来訪。ふむふむ、書いてきた譜面を見てみると・・・、先週行われた瓜生明希葉嬢のレコーディングを特別に実地研修させ、直に弦カルの演奏風景をスコア見ながら体験した効果か、前回けちょんけちょんにけなしたヴォイシング問題などは、かなり改善され、なかなかいい響きになっていた。その調子で頑張ってちょ。
単なる中年バンドの泣き笑い物語ではなく、外国人労働者問題、農業問題、家族問題といった現代日本の抱える社会問題が絡み合い、読み応えのあるエンターテインメント小説になっている。簡潔な文体も小気味よい。
この本、8年前に一度発刊されており、今回文庫化されたとのことで再読したのだが、以前より共鳴したり納得する部分が多く感じたのは、読んでいる自分の音楽的スタンスが少し変わってきているからなのかも・・。
読書の秋、お薦めの一冊。
●アフリカといえば・・、ナイジェリアで86人の妻を持つ男が逮捕されたとのニュース。一夫多妻制ではあるが、5人までと決められているらしく、さすがに86人は見逃せないということなんでしょう。子供は170人以上! この絶倫モハメド・ベロ氏は、現在82歳で、特にイケメンでも金持ちでもないらしい。それでも「女の方からついてくるから仕方がない」と。いちばん若いのは21歳で、妻たちは夫の逮捕に抗議しているという。う〜む。86人すべてをしっかりと愛しておるのか、この男。立派である。ちなみに職業はイスラム教の伝道師。やっぱり宗教だな、もてるには。
●10月。学校後期授業始まる。出席をとってみると、あああ、ほとんど名前の読み方を忘れているではないか。呼び間違えるたびに、学生のがっかりした様子が伝わってくるのだ。とほほ。。
●ナイロン100℃「シャープさんフラットさん」@本多劇場。実はナイロンの公演を観たのは初めて。もっとも面白く感じたのは、映像の使い方。特に、叫び声が文字として映写され、その文字が声の高まりとともに増殖し、真っ黒に塗りつぶされ暗転する、といった手法とか、舞台上にいる役者の映像が効果的に使われたりとか、そういった演出にとても興味を持った。出演者はみな個性的で実力者揃い。特に松永玲子さん。所作にはうっとり見とれてしまい、ついつい引き込まれる表現力は魔物のような素晴らしさ。ぞっこん。あと大倉孝二くんはいるだけで面白いなぁ。
●食糧難で困っている。何しろたった1本の蜜柑の小さな鉢に、4匹もいるのだ。アゲハの幼虫の話です。ほぼすべての葉を食べ尽くし、「食いもんないかぁ〜」という風情で枝から枝へうろうろ這いずり回っているのだ。でも、柑橘系じゃなくてはダメなんですね、贅沢な彼らは。みずみずしい葉っぱは他にたくさんあるのに、それには見向きもせず「柚とか金柑とかそういうのないかぁ〜? 山椒でもいいけど」みたいな感じで好みを曲げずに葉がすっかりなくなった蜜柑の木の枝をむなしく徘徊するのである。う〜む、切ない。ないんだよ、うちにはそれしか。
●作曲の生徒Tくん来訪。ふむふむ、書いてきた譜面を見てみると・・・、先週行われた瓜生明希葉嬢のレコーディングを特別に実地研修させ、直に弦カルの演奏風景をスコア見ながら体験した効果か、前回けちょんけちょんにけなしたヴォイシング問題などは、かなり改善され、なかなかいい響きになっていた。その調子で頑張ってちょ。
by shiro_sato
| 2008-10-07 03:24

