2007年 10月 08日
涙雨。。
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10/1(月)
学校。シンセサウンド研究。
初回ということで授業内容のガイダンス。残り時間は映画「テルミン」鑑賞。
その後、ファンタジスタ・スタジオにて加藤いづみ嬢のレコーディング。
いや〜、妊婦のお腹ってホントに真ん丸だね。といっても、もちろんむき出しの腹部を目撃したわけではありませんが、衣服のフォルムがお腹のところでぽっこりとスイカのような、バスケットボールのような、満月のような、寒いときのネコのような、みごとな球形になっていて、あらためて「ああ、この人妊婦なんだ」と確信した。「この子、リズム感いいんだよ。トントンって」と、嬉しそうにまあるいお腹をさすりながら早くも親バカぶりを発揮するいづみ嬢。その姿を額縁に収めれば、幸福の絵そのものである。11月中には出産とのこと。妊婦の歌声は心持ち太いような気がした。
子供か・・。悪くないね。
10/2(火)
学校。サントラ作曲。
ラジオドラマのような、会話とナレーションで作られた音声に音楽をつけるという課題。
終業後、東京オペラシティアートギャラリーにて「Melting Point」という展覧会を鑑賞。田尾創樹って人、面白い。
10/3(水)
加藤いづみレコーディング。アコーディオンを担いでファンタジスタ・スタジオへ。
アコとエレピで計2曲。
実は月曜日もそうだったのだが、ウーリッツァーのエレピを使うと、どういうわけかブレイカーが降りてすべての電源が落ちる。停電特有のなんともわくわくする暗闇にしばし浸るはめに。結局、ウーリッツァーはあきらめ、シンセのエレピで代用。ま、これはこれで味わいがあると言えばあるかも。
10/4(木)
伊藤銀次氏「30周年ツアー"STARDUST SYMPHONY '07-'08"」のリハ。
合間の休憩時間には「沢尻エリカ問題」「時津風部屋問題」「20人の弁護団問題」など話題は多岐に及ぶ。
そんな中「昔、アレンジャーでストリングスのレコーディングに1時間遅刻して行ったら、みんな帰った後だった」という話で大笑い。すっごく怒られたよ〜と銀次氏。そりゃ、怒られるでしょ、ふつう。この世代にはまったくかなわない。
10/5(金)
学校。スコアリーディング。
ショッキング・ブルー1970年の大ヒット曲「ビーナス」で、譜面の進行、8ビート、ブレイク、フィル、白玉、電気ピアノと電子ピアノの違い、なんてことをあれこれと。特にイントロのギターのリズムを徹底的に解説。
ちょっとサイケでノーテンキな音楽にどっぷりと漬った後、気分をぐぐっとクールダウンして、夕暮れの大田区大森へ。友人T氏の奥方が闘病の末に亡くなり、そのお通夜。
訃報というものはおしなべて悲痛だが、同い年の旅立ちは特に無念である。
参列中にぽつぽつと空が泣き出した。涙雨に焼香の薫りが溶けた。
ご冥福をお祈りいたします。
10/6(土)
快晴。野川沿いを自転車パトロール。
武蔵野公園の木陰にて、浅田次郎「勇気凛々ルリの色」と「霞町物語」。スズメバチが接近してきたので退散。
秘密の竹林へ移動し、読書の続き。笹の葉音が想像力をたくましくする。
夜、プール。異常にニンニク臭いヤツがひとりいて辟易した。こっち向いて息継ぎするな。
10/7(日)
午後、作曲の生徒Tクン来訪。
ジョビンの名曲「イパネマの娘」をお洒落にアレンジしてくださいな、という課題だったのだが、キーと調号が合っていない、とか、コード表記と和音の構成音が違っている、とか、ヴォイシングがまるでなってない、とか、もろもろ難点があるのはまぁいいとして、なんで中途半端なところまでしか書いてこないのかなぁ。あと4小節で終わるのに。たったのあと4小節なのに。
これで「やってきました〜」って言えることが、一番の難点ですな。
夕刻、涼風を背に受け自転車で多摩川へ。西の空には、満月かと見まがう夕陽が、遠い山脈に沈もうとしている。まるで線香花火の火玉のような緋色の円は、今にもぽとんと落下し、稜線に沿ってころころ転がりそうだ。
学校。シンセサウンド研究。
初回ということで授業内容のガイダンス。残り時間は映画「テルミン」鑑賞。
その後、ファンタジスタ・スタジオにて加藤いづみ嬢のレコーディング。
いや〜、妊婦のお腹ってホントに真ん丸だね。といっても、もちろんむき出しの腹部を目撃したわけではありませんが、衣服のフォルムがお腹のところでぽっこりとスイカのような、バスケットボールのような、満月のような、寒いときのネコのような、みごとな球形になっていて、あらためて「ああ、この人妊婦なんだ」と確信した。「この子、リズム感いいんだよ。トントンって」と、嬉しそうにまあるいお腹をさすりながら早くも親バカぶりを発揮するいづみ嬢。その姿を額縁に収めれば、幸福の絵そのものである。11月中には出産とのこと。妊婦の歌声は心持ち太いような気がした。
子供か・・。悪くないね。
10/2(火)
学校。サントラ作曲。
ラジオドラマのような、会話とナレーションで作られた音声に音楽をつけるという課題。
終業後、東京オペラシティアートギャラリーにて「Melting Point」という展覧会を鑑賞。田尾創樹って人、面白い。
10/3(水)
加藤いづみレコーディング。アコーディオンを担いでファンタジスタ・スタジオへ。
アコとエレピで計2曲。
実は月曜日もそうだったのだが、ウーリッツァーのエレピを使うと、どういうわけかブレイカーが降りてすべての電源が落ちる。停電特有のなんともわくわくする暗闇にしばし浸るはめに。結局、ウーリッツァーはあきらめ、シンセのエレピで代用。ま、これはこれで味わいがあると言えばあるかも。
10/4(木)
伊藤銀次氏「30周年ツアー"STARDUST SYMPHONY '07-'08"」のリハ。
合間の休憩時間には「沢尻エリカ問題」「時津風部屋問題」「20人の弁護団問題」など話題は多岐に及ぶ。
そんな中「昔、アレンジャーでストリングスのレコーディングに1時間遅刻して行ったら、みんな帰った後だった」という話で大笑い。すっごく怒られたよ〜と銀次氏。そりゃ、怒られるでしょ、ふつう。この世代にはまったくかなわない。
10/5(金)
学校。スコアリーディング。
ショッキング・ブルー1970年の大ヒット曲「ビーナス」で、譜面の進行、8ビート、ブレイク、フィル、白玉、電気ピアノと電子ピアノの違い、なんてことをあれこれと。特にイントロのギターのリズムを徹底的に解説。
ちょっとサイケでノーテンキな音楽にどっぷりと漬った後、気分をぐぐっとクールダウンして、夕暮れの大田区大森へ。友人T氏の奥方が闘病の末に亡くなり、そのお通夜。
訃報というものはおしなべて悲痛だが、同い年の旅立ちは特に無念である。
参列中にぽつぽつと空が泣き出した。涙雨に焼香の薫りが溶けた。
ご冥福をお祈りいたします。
10/6(土)
快晴。野川沿いを自転車パトロール。
武蔵野公園の木陰にて、浅田次郎「勇気凛々ルリの色」と「霞町物語」。スズメバチが接近してきたので退散。
秘密の竹林へ移動し、読書の続き。笹の葉音が想像力をたくましくする。
夜、プール。異常にニンニク臭いヤツがひとりいて辟易した。こっち向いて息継ぎするな。
10/7(日)
午後、作曲の生徒Tクン来訪。
ジョビンの名曲「イパネマの娘」をお洒落にアレンジしてくださいな、という課題だったのだが、キーと調号が合っていない、とか、コード表記と和音の構成音が違っている、とか、ヴォイシングがまるでなってない、とか、もろもろ難点があるのはまぁいいとして、なんで中途半端なところまでしか書いてこないのかなぁ。あと4小節で終わるのに。たったのあと4小節なのに。
これで「やってきました〜」って言えることが、一番の難点ですな。
夕刻、涼風を背に受け自転車で多摩川へ。西の空には、満月かと見まがう夕陽が、遠い山脈に沈もうとしている。まるで線香花火の火玉のような緋色の円は、今にもぽとんと落下し、稜線に沿ってころころ転がりそうだ。
by shiro_sato
| 2007-10-08 00:53