太陽を盗んだ男。
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久しぶりに「太陽を盗んだ男」と「青春の殺人者」を観た。
井上堯之さんが音楽を担当されている前者を、追悼の念をもってじっくり鑑賞していたら、後者も観たくなってきた、という流れ。
井上さんのサントラは、素朴で外連味のない音楽で、主演の沢田研二氏や菅原文太氏をさりげなく下支えしている。劇伴の専門家とは違った滋味溢れる質感は、お人柄がうかがえてとても素敵だ。
この映画は、70年代の街並みなど懐かしいし、池上季実子もキュートだし、ジュリーはかっこよく、痛快。
「太陽〜」は長谷川和彦監督の第2作となるわけだが、第1作が「青春の殺人者」。こちらもすごい映画だが、『GODIEGO新創世記』収録曲がサントラに使われており、それが実にいい曲で効果的。タケカワユキヒデさんの作曲、あらためて素晴らしいなぁ、と思った次第。