夢見るシャンソン人形。
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「夢見るシャンソン人形」で知られるフランス・ギャルさんが亡くなった。この曲は、いろいろなカバーもあり、とにかく大ヒット。1960年代のポップスを代表する1曲といえましょう。
セルジュ・ゲンズブール作で、メロディーの一部はベートーベンのピアノ・ソナタ第1番第4楽章から取られている、らしい。
あらためてチェックしてみると、確かに出だしのメロディは、その曲中のワン・フレーズではある。意図的にやっているのかなぁ。であれば、かなり巧妙。ある意味、ゲンズブール氏の見事な「技」ともいえるが、きわめてシンプルで強力に耳に残る旋律をいくつも編み出す氏。メロディ・メイカーとしての彼は憧れでもあります。
しかし、フランス・ギャル France Gallというお名前、芸名とはいえ、我が国で(しかも我が姓で)いえば「佐藤日本子」という感じなんでしょうか。「佐藤ジャパ美」? 「佐藤やまと」?
あのキュートな歌声と雰囲気は永遠です。
話は変わりますが、年末に古い機材を2つ処分した。


「YAMAHA DX7」と「JUGG BOX DPM-48」。どちらも83年頃に購入したものだから、35年ほどの付き合い。前者は言わずと知れた大ヒット・デジタル・シンセ。後者は、日本初のデジタル・ドラムマシン。近年は電源を入れることもなく、ひっそりと奥の部屋で暮らしていた。
そして新天地へ旅立った。ちと寂しい。