シャーロック東京公演、終了。

ミュージカル「シャーロック・ホームズ～アンダーソン家の秘密～」東京公演、無事終了。
あとは福岡、長野、愛知、宮城、岩手の５公演のみとなりました。

思い起こせば、今回の打診があったのが昨年春、まずは韓国版初演時のDVDが資料として届いた。
夏頃に最初の打ち合わせ、その後、ソングブック(ヴォーカル譜と稽古ピアノ譜が一緒になったもの)の作成にとりかかり、森雪之丞さんによる訳詞が上がってきてからは一気にそれを仕上げ、バンドの編成が決まってからはバンド・アレンジを進め・・・、という譜面との格闘が９～11月の間中続いた。
ひたすらパソコンに向かって音符を連ね、こんな難しい曲、歌えるんだろうか、演奏できるんだろうかと、一抹の不安もまじえつつの日々。

12月から歌稽古・本稽古となるわけだが、他の作曲仕事があったので、稽古場にはほとんど顔を出せず、現場から上がってきた情報(キー及びサイズ等の変更や、追加曲のオーダーなど)にしたがって、譜面の最終制作。

そして年が明けてからバンドの稽古参加。
バタバタッと稽古、ドタドタッと大阪公演、そしてグリグリッと東京公演。そしてめでたく大入り袋も出る東京公演の終了と相成ったわけである。

半年以上にわたるシャーロック漬けの日々も、のこりわずか。
おかげさまで評判も上々。
大阪・東京公演を楽しんだ方々、仕上げに是非地方公演へもご参加ください〜〜。

今、東京公演最終日「M12」の録音を聴きながらこれを書いているのだが、いやはや凄まじい。橋本さとし氏の熱唱には鬼気迫るものがあり、魂がほとばしっている。バンド演奏もうねりまくっている。デリカシーとダイナミズム、緩急振り幅の広さ、この一体感こそ生舞台の醍醐味。まさにライヴ。これがあと5回で終わるのかと思うと少々寂しくもあり。

　最終日　芸劇まわりも　雪化粧

　一夜明け　鉛の鈍痛　腰と肩