2009年 09月 24日
借金返済。
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日々、地味である。
もっぱら年末のミュージカル編曲作業。昨日と今日は誰とも喋らなかったかも・・。いや、喋ったか、ひとこと。スーパーのレジで「レジ袋はご利用ですか?」に対して「はい」と。
そんな日々の、たわいないエピソードを。
◎ 飲み屋が並ぶ近所の路地に、見落としそうな小さいギャラリーがあるのだが、たまたまマンガ家・畑中純氏の個展「大混浴展」をやっていたのでふらりと覗いてみた。
版画を中心に、独特なタッチの少々エッチな作品が2〜30点。太めのざっくりした線が温かく味わい深い。
最終日で終了間近だったこともあり、客は僕だけ。素朴な田舎のおじさん風情が、人見知りっぽい雰囲気で、並べられた著書の横でうつむいているが、どうやら畑中氏ご本人。アシスタントは使わずすべて一人で仕上げる、と聞いたことがあるが、いかにもシャイで人を使うのが苦手そう。話しかけたら気さくだった。
この個展、毎年やっているとのこと。来年が楽しみ。
◎ ううっ、電車賃がない!
とある打ち合わせで飲み、終電ぎりぎりに切符を買おうとしたら、財布の中にはなんと150円しか入っていなかった。うちまでは230円。酩酊状態で呆然と立ちつくす券売機前。電車がなくなるのでコンビニでお金をおろす余裕もなく、しかたなく150円の切符を買って乗車。下車した駅窓口で事情を話し、恥ずかしながら80円借りた。
しかし、そんなに飲み代使ったかなぁ。記憶がないのだが・・。
翌日、借金は返済。
◎ catsupとマルカートのライヴ@西荻窪サンジャック。
catsupは熊坂義人・るつこ兄妹のデュオ。兄はウッドベース、妹はアコーディオン。サウンドは少々危険でとんがったエスニック・プログレとでもいいましょうか。独特なサウンドで世界のあちこちに誘ってもらった。るつこ嬢のプレイは、髪を振り乱し、何かに取り憑かれたかのよう。すごい。兄妹のコンビネーションも秀逸。
マルカートことタテヤマユキ嬢は北海道在住のアコーディオン弾き語りシンガーソングライター。蛇腹に全く触れず、アカペラで始めるあたりが憎い。アコーディオンも歌もMCも、完全に芸風が確立している。あっぱれなパフォーマンスだった。
終演後、店内の小打ち上げにちゃっかり参加。蛇腹談義に花が咲く。
◎ G2プロデュース「静かじゃない大地」@本多劇場。
オオヌサという植物を栽培する、とある農村のロッジが舞台。集まってくる人物みんながそれぞれにいろいろな秘密を持っていて、次第に大変な騒動に展開していく。
いちばん笑ったのは、幻覚作用の有無を試すために、みんなで試しに吸引してみるというシーン。忙しいG2氏、いつの間にこんな面白い芝居を書いたんだろう。
◎ ベランダの柚子の鉢周辺に仁丹のような黒い粒がころころと。葉や枝をよく見ると、小指の先ほどのアゲハの幼虫がいた。こいつだけにしては糞の量が多いなと、隣の蜜柑の鉢も含めてさらによく見ると、いるわいるわ、緑色に成長しているのが3匹、まだ小さい茶色いのが3匹。
まるで、幼虫のトキワ荘。
いるはずの いもむし探す眼 老近乱
もっぱら年末のミュージカル編曲作業。昨日と今日は誰とも喋らなかったかも・・。いや、喋ったか、ひとこと。スーパーのレジで「レジ袋はご利用ですか?」に対して「はい」と。
そんな日々の、たわいないエピソードを。
◎ 飲み屋が並ぶ近所の路地に、見落としそうな小さいギャラリーがあるのだが、たまたまマンガ家・畑中純氏の個展「大混浴展」をやっていたのでふらりと覗いてみた。
版画を中心に、独特なタッチの少々エッチな作品が2〜30点。太めのざっくりした線が温かく味わい深い。
最終日で終了間近だったこともあり、客は僕だけ。素朴な田舎のおじさん風情が、人見知りっぽい雰囲気で、並べられた著書の横でうつむいているが、どうやら畑中氏ご本人。アシスタントは使わずすべて一人で仕上げる、と聞いたことがあるが、いかにもシャイで人を使うのが苦手そう。話しかけたら気さくだった。
この個展、毎年やっているとのこと。来年が楽しみ。
◎ ううっ、電車賃がない!
とある打ち合わせで飲み、終電ぎりぎりに切符を買おうとしたら、財布の中にはなんと150円しか入っていなかった。うちまでは230円。酩酊状態で呆然と立ちつくす券売機前。電車がなくなるのでコンビニでお金をおろす余裕もなく、しかたなく150円の切符を買って乗車。下車した駅窓口で事情を話し、恥ずかしながら80円借りた。
しかし、そんなに飲み代使ったかなぁ。記憶がないのだが・・。
翌日、借金は返済。
◎ catsupとマルカートのライヴ@西荻窪サンジャック。
catsupは熊坂義人・るつこ兄妹のデュオ。兄はウッドベース、妹はアコーディオン。サウンドは少々危険でとんがったエスニック・プログレとでもいいましょうか。独特なサウンドで世界のあちこちに誘ってもらった。るつこ嬢のプレイは、髪を振り乱し、何かに取り憑かれたかのよう。すごい。兄妹のコンビネーションも秀逸。
マルカートことタテヤマユキ嬢は北海道在住のアコーディオン弾き語りシンガーソングライター。蛇腹に全く触れず、アカペラで始めるあたりが憎い。アコーディオンも歌もMCも、完全に芸風が確立している。あっぱれなパフォーマンスだった。
終演後、店内の小打ち上げにちゃっかり参加。蛇腹談義に花が咲く。
◎ G2プロデュース「静かじゃない大地」@本多劇場。
オオヌサという植物を栽培する、とある農村のロッジが舞台。集まってくる人物みんながそれぞれにいろいろな秘密を持っていて、次第に大変な騒動に展開していく。
いちばん笑ったのは、幻覚作用の有無を試すために、みんなで試しに吸引してみるというシーン。忙しいG2氏、いつの間にこんな面白い芝居を書いたんだろう。
◎ ベランダの柚子の鉢周辺に仁丹のような黒い粒がころころと。葉や枝をよく見ると、小指の先ほどのアゲハの幼虫がいた。こいつだけにしては糞の量が多いなと、隣の蜜柑の鉢も含めてさらによく見ると、いるわいるわ、緑色に成長しているのが3匹、まだ小さい茶色いのが3匹。
まるで、幼虫のトキワ荘。
いるはずの いもむし探す眼 老近乱
by shiro_sato
| 2009-09-24 22:47