防鳥ネット。。

◎　時々、集中して聴きたくなるアーティストがいる。今、マイブームはハービー・ハンコック。不調だったオーディオ・アンプを修理し、久しぶりに快適なリスニング環境となったこともあり、アナログ盤をあれこれ聴くうちに、ハンコックにはまったのだ。
　CDは10枚程度しか持っていないが、ＬＰが30枚ある。所有数で言えば、1位がマイルス・デイヴィス（CD22枚、LP44枚）、2位がチック・コリア（CD20枚、LP41枚）で、ハンコックは第3位。かなり長きにわたって追いかけてきたアーティストの一人だ。4位はキース・ジャレットかな。
　かつては嫌いなアルバムもあった。どんどんジャズから遠ざかっていくように感じられる70年代末から80年代の作品あたりは、自己評価としては「×」だった。ただの軽薄なディスコ・ミュージック、あるいは時代におもねったポップスに聴こえて、「ハンコックも地に落ちたなぁ」と嘆いてみたりもした。
　しかし、今聴くと、どれもかっこいいのだ。一筋縄ではいかないハンコック節があり、いちいちクール。
　ジャズも、ディスコも、ヒップホップも、ポップスも、すべて含めて一貫したブラック・ミュージックとしての洗練された「今」が感じられる。時代の波に乗って、変幻自在にファッションは変えるが、根っこには筋が通った礼儀正しさがあり、何年経っても色あせない力強さがある。
　ハンコックの凄さの中で、当時はいまいち分からなかったやや下世話に感じる部分を、「サンライト」というアルバムに写った軽薄なディスコ・スターみたいなアップ写真を眺めつつ、再評価中。ディスコ・ミュージックってのも、かっこいいですな。

◎　ベランダの鉢植えが絶好調である、と以前書いたが、勢いは止まらない。ますます盛んで、午前の水やりがルンルンだ。
　で、今はサクランボが宝石のような可愛い実をたくさんつけている。イチゴの熟し様も無邪気でいじらしい。
　先日はいたずらな鳥に食べられてしまったので、防御策としてネットを導入した。サックスのＡ氏宅へ録音に伺った帰り、ホームセンターまで車で連れて行ってもらい、彼は肥料を、私は防鳥ネットを購入。植物好きなミュージシャンに悪い人はいない。
　ベランダの片隅にネットを張り、サクランボとイチゴはしっかりとその中へ。甲斐あって、たくさんの実が食べ頃を迎えている。
　明日、食べようっと。

◎　舞台「江戸の青空」の稽古が佳境である。音楽制作も順調です。
　通し稽古で音楽を合わせてみて、尺や楽曲展開を修正していく、といった作業段階。なかなかうまく行っています。

◎　朝の歯磨きで、左手のコップを口に持って行こうとしたら、肩甲骨の裏がグキッと。それから数日、痛みが首筋から肩甲骨を通り、左腕の肘あたりまで伸びてきた。
　これは以前にも体験した、頸椎椎間板ヘルニアの症状。半年前に処方してもらったリキソニンが余っていたので、それを飲んだら少々楽になる。
　が、パソコンのトラックボールを、最近は左手で扱っていたので、その作業がややつらい。もともと右手でやっていたのだが、肘のあたりが凝るので左に変えたのだ。トラックボール作業の動きって、腕の神経系統に悪いんじゃないかなぁ。

◎　ということで、ブログ更新が滞ってしまいました。
　ホームページも新しくなったことですし、これからはもう少しこまめにアップ・・・、するつもり。